人工授精の費用は、最近保険適用になったため、医療費の合算対象となります124。以下は、保険適用後の費用の一例です2。
- タイミング法の費用:1回あたり3,000円から2万円程度
- 人工授精の費用:1回あたり1万5,000円
ただし、保険適応には回数の制限と、年齢制限がありますのでそのあたりはチェックしたほうがいいでしょう。2023年10月時点で人工授精における保険適応の制限は以下の通りです135。
- 年齢制限:治療開始時において女性の年齢が43歳未満であること
- 回数制限:初めての治療開始時点の女性の年齢によって異なる
- 40歳未満:通算6回まで(1子ごとに)
- 40歳以上43歳未満:通算3回まで(1子ごとに)
ただし、保険適用外の自由診療では年齢制限や回数制限はありません1456。また、高額医療費制度の適用については、治療費が高額な場合に月額上限が設けられていることがあります1。
ただし、自由診療や先進医療は高額医療費制度の対象にはならないため、注意が必要です1。
- 診察、検査、薬代を含めた費用:約3万円
- 人工授精1回:2万円から2万2,000円程度
また、施設によって費用が異なるため、詳細は医療機関に確認することをおすすめします36。
通常は着床率は35%といわれているので、3回程度の費用がかかると思われます。PGSやNIPGSを行うことによって着床率は50%弱まで改善することは報告されていますが、その費用はすべて自費となるとため、人工授精まわりにいろいろな費用が掛かりそうです。