最近、映画「渇愛の果て」を観て、改めて出産とは、子どもや家族の未来とはについて考えさせられました…。難しい問題ではありますが、現実を受け入れて次へ進むことは大事ですよね。
というわけで、NIPT(Non-Invasive Prenatal Testing:新型出生前診断)について、改めて考えてみました。
まず、そもそもNIPTの主人公は誰でしょうか?
お母さん?両親?それとも親戚も含めた家族???でも、私たちは「胎児自身」がその主人公だと考えます。
NIPT検査で陽性が出た場合、親はどうすればいいのか困惑し、迷い、大きな恐怖に襲われます。特に子どもを産むお母さんは尚更ですよね。いくら子どもを大切に育てるつもりでも、育ててみても、最終的には兄弟や親戚などが養育や介護の役割を引き継ぐ可能性があることを考えざるを得ません。国や市町からの福祉があるとはいっても限界が来るときがあるでしょう。
しかし、これらの感情は一体誰のものでしょうか?
すべて親のものではないでしょうか?子どもが生まれてからの苦労や痛みを考えてみてください。将来、親の介護をするのは障がいを持って生まれた子ども以外の兄弟かもしれません。兄弟たちは自分の人生に重点を置くことができず、常に自分が生まれてきた家族のお世話で精一杯になる可能性があります。
そして、周りがそのような状況に置かれていることがわかる障がいを持った子どもはどうなるのでしょうか?NIPTの検査結果から将来を決めるのはもちろん親を含めたみなさんですが、将来の子どもについてはしっかり考えられているでしょうか。
今一度じっくり考える機会を設けてみてください。
NIPTの主人公は「胎児自身=あなたのこども」ではないでしょうか。
私たちはこれらの視点を踏まえ、出産に関する様々な選択を支持します。
もし知られていない事実があるならば、一度このチャートを確認してみてください。
このように、、産前と産後では子どもを取り巻く環境が全く違います。したがって、NIPTの結果に対する親の感情や将来の視野を考えることは重要です。
一概にこれが正しいといった選択肢はありません。だからこそ、しっかりと考えて検査をし、納得のいく選択をしてほしいと思っています。